2010年11月07日
児童文学作家 山口節子先生トークイベント
山口先生は東京の練馬からお越しになりました。
宮古島にいらっしゃるのは5回目だそうです。
新刊「空飛ぶ太陽の神ヒルコ」は「ゆかいな神さまシリーズ」の2作目になります。全部で6巻。
挿絵は新人やベテラン作家が担当し、にぎやかなタイトルが並ぶ予定です。
このシリーズは日本の神話の中であまりスポットの当たらない神様や
ちょっと可哀そうな境遇の神様、地味だけど愛らしい神様など、
山口先生のあたたかい眼差しでセレクトされたお話を集めています。
※ちなみに「ヒルコ」は男の子なのだとか。「~子」じゃないんですね。
写真は山口先生が朗読を始めたところなのですが、
もう!美声なんですよ、先生は素敵なお声をお持ちです。
そして身振り手振りダンスのようにお話に表情をつけていきます。
なんと先生は太極拳の講師もなさっていたり、
演劇サークルに参加されたり、元気いっぱいです。
(今日もクイチャーフェスティバルを楽しみにしているそうです)
もともとは編集者だったそうです。25年間。
でも次の人生は「書く人になりたい」と思い立って、
児童文学の勉強を始めたのだそうです。
大学では日本文学を専攻し、古事記など勉強されていたそうです。
日本には面白い神話がたくさんある。子供たちに語り継いでいきたい、
そういう願いが作品にこめられているのですね。
子育てについてお伺いしますと、
編集者時代は多忙でなかなか一緒に過ごすことが難しかったけれど、
絵本を読んであげるときは、抱っこして
おひざのぬくもりと、心臓の音といっしょに、
ふれあいを大切にしたのだそうです。
「そういったことは薬のようにすぐに何かに効くわけではないけれど、
子供が成長して壁にぶつかったときに乗り越えるエネルギーになるものです」
とても明快な言葉をいただきました。
そのあとはモロッコ旅行で絵本のインスピレーションを受けた話や、
創作の秘訣など盛りだくさんでした。
山口節子先生、どうもありがとうございました

※11月8日の新聞に載りました~
http://www.miyakomainichi.com/2010/11/9386/
Posted by BOOKsきょうはん宮古南店 at 21:44
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