
2011年09月20日
メタボラ 桐野夏生
メタボラならべてみた・・・・。
桐野夏生さんの「メタボラ」。みゃーく人なら知ってる人は知っている宮古本ですね。
とはいっても郷土本ではなくて、主要登場人物が宮古人ということなんですけれど。
私が読んだのは3年くらい前かなあ。
朝日新聞社の2100円のほう。2007年発売。
で、昨年に同社から文庫で発売されたかと思ったら、
今年の8月に文藝春秋からも文庫発売されました。
同じ作品をこうやって発売できるなんて不思議。
書店員2年生のワタクシ、まだまだ知らないことがいっぱいです。
私は解説を読むのも好きなので、
文庫2作品の場合は宇野常寛さんと小山太一さんの解説読み比べも楽しい。
解説を読んでて、お二方の立場から発する視点の違いはあれど
やはりワカモノを取り巻く現代社会のゆがみ、というかひずみというか、
その部分はふれますよね。キモですからね。
で、ふと思ったのです。最初に刊行してからもう5年が経とうとしているのに連続して文庫発売されるということは「売れる」からなんだけど、そういう世の中ってことなんだよなあー。と。うーん。
あ、写真奥のあやしげなダンボールはスタッフお手製です。
そっちのほうが気になりますね。
Posted by BOOKsきょうはん宮古南店 at 21:20